
夏休み!小学生の読書感想文① ~基本のデータを大公開!~
保護者のみなさん、こんにちは。うんこ先生じゃ。
まずはお知らせじゃ!
2019年8月9日から26日まで、池袋パルコ本館7階で「うんこ展 ~ うんこ学園の夏合宿 in 池袋 ~」※を開催しておるぞい!夏休みの思い出づくりに、ぜひ遊びにきてほしいのじゃ!
※こちらのイベントは終了いたしました。
えー、さてさて。
今回から始まる連載のテーマは「夏休み!小学生の読書感想文」じゃ。
まずは、基本情報のアンケート結果から見ていくぞい!
(アンケート回答者:うんこ学園・小1~6保護者300名/集計期間:2019年7月23日~7月29日)
夏休みに、読書感想文の宿題が「ない」ケースもある

わし、この調査結果を見て、正直ちょっとビックリしたのじゃ!
「夏休みに、読書感想文の宿題がない」というケースは、思いのほか多いのじゃな~!!
低学年はまだわかるとして、高学年でも20.7%が「ない」という回答だったのはまったくもって予想外だったのじゃ。
夏休みには、全国すべての小学生が読書感想文を書いているようなイメージを持っておったが、それは思い違いだったようじゃ。
【保護者のかたの声】
- 本を読んで、心に残った場面を絵にかかせる宿題が出た。文章は1、2行程度でよいようだ。一年生はちょうどよいと思った。(小1)
- 読書感想文ではなく「生活作文」の宿題が出ました。(小2)
- 読書感想文は選択制だったので選びません。(小2)
- なにか1冊読んで「その本のオビ(キャッチコピー)を考えよう」という宿題が出ました。読書感想文を書かなくていいのは正直助かります!(小3)
- 読書感想文コンクールの案内はあった。でも強制ではなく、やりたい人だけやればいいらしい。(小4)
読書感想文の書き方は、小学校で指導されていないことが多い

「読書感想文」は、ほとんどの子どもにとっては(ドリルやワークと比べて)難易度が高いものじゃ。
一方、今回の調査では「読書感想文の書き方」を事前に小学校で指導しているケースはわずか14.9%だったのじゃ。
また、37.0%のかたは、家庭用プリントすら配られることもなく、実質ノーヒントで読書感想文に取り組まなくてはならないようじゃ。うーむ。これは大変そうじゃのう・・・とくに低学年の場合、子どもがひとりで取り組むのは、ほぼ不可能と言ってよいのではないじゃろうか・・・?
【保護者のかたの声】
- 学校で作文を書くことが無いに等しい状態で宿題が出された。(小3)
- 学校で読書感想文の書き方を習っていないので、本人がどうしたらいいのか分かっていない。量が多すぎる。(小3)
- 学校から配布される読書感想文の書き方、文章の組み立て方を質問形式で記入するようになっているプリントが大変参考になりました。(小4)
- 学校から「書き方のプリント」は出ました。でもそれに従っても字数が足らず、書くことがないと助けを求められました。(小6)
読書感想文で読む本は、小学校で指定されていないことが多い

ふだんの国語の授業では、みんなが教科書の同じ文章を読んでいることが多いものじゃが 「読書感想文」の場合、読む本が指定されているのはわずか12.2%だったのじゃ。
また、38.7%のかたは推薦図書すらなく、完全に手探りで本を探すところからスタートしなくてはならないようじゃ。
とくに低学年の場合、そもそも子どもが一人で本屋または図書館に行って本を選んでくることはほぼ不可能なので、結局のところ保護者のかたが手伝わなくてはならないようじゃ。
ここまでをまとめると・・・
- 夏休みに読書感想文の宿題が「ない」ケースもある。
- 小学校で「読書感想文の書き方」が事前指導されているケースはとても少ない
- 保護者のかたが、本選びから仕上げまでガッツリと関わらなくてはいけないケースが多い(とくに低学年)
↑こういうことじゃな。
ここからは、わし個人の考えじゃが・・・
「読書感想文を書く力」そのものは、大人になったとき多かれ少なかれ必要になってくるスキルではあると思うのじゃ。だから、読書感想文の宿題自体がまったく無駄なものだとは思わぬぞい。
だけど・・・ だけどじゃな・・・?
小学校での授業や指導がほぼない状態で、いきなり子どもに読書感想文を書かせようとするのは・・・ちょっと・・・というか、かなり無理があるように思うのじゃよ・・・
もちろん、スラスラ書ける子がまったくいないわけではないが、ほとんどの場合は、保護者のかたが大変な思いをしながらやっているわけじゃからのう・・・
小学生の読書感想文②では「保護者のかたは、どのように読書感想文の宿題をサポートしたのか?どんな苦労をしたのか?」について、リアルな声を紹介しているぞい!
ぜひ読んでほしいのじゃ!