うんこ例文コンテスト

鉛筆うんこ例文@うんこ展池袋パルコ

テーマ漢字
宿
優秀賞書評枠
ぼくのかわりにうんこに宿題をさせる。
ニックネームはおはおさん
ねんれい7さい
古屋先生の書評
古屋先生

うんこを「ペットのように飼う」パターンや、うんこを擬人化して「友人として遊ぶ」などのパターンはたまに見られますが、なんと、「うんこを使役する」という発想には驚かされました。
確かに、擬人化すると、自然とうんこに対してある種の「人権」的なものも付随して発生してしまうものです。が、7歳の作者には良くも悪くもそのような既成概念は通じません。
「めんどくさいものを肩代わりしてくれる便利な存在」であっても不思議ではないわけですね。発想というのは知らず知らず制限されてしまっているものなのだ、と教えられました。

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優秀賞書評枠
うんこを宿に泊めるには追加料金がかかります。
ニックネームウンコマンさん
ねんれい11さい
古屋先生の書評
古屋先生

「宿」の字を使用するということで、やはり「宿に泊まる」または「宿す」という用法が多く見られました。そんな中で「うんこそのものを宿に泊める」という発想はフレッシュなものでした。
そして、追加料金さえ払えば泊めることが可能なのか。という驚きもありました。
技巧的なのは「うんこが宿に泊まる」ではなく「うんこを宿に泊める」としたことです。
これにより、そこに「うんこを同伴する第三者」の存在が立ち上がり、人物相関図が一気に豊かになるわけです。

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最優秀賞書評枠
先生が、あちゃこちゃゆうから、宿題でうんこを5兆こもらす。
ニックネームれいのうんこさん
ねんれい8さい
古屋先生の書評
古屋先生

いわゆる学習書の例文らしくはないし、文の体裁としては乱れが目立ちます。
しかしそれを補って余りある、自由さ、そして溢れんばかりのパワーはどうでしょうか。宿題でうんこを5兆個もらす、とはどういうことなのか。この文に「宿題で」という語は必要なのか。
細かい理屈を吹き飛ばす勢いと、ぎりぎりのバランスで「意味がうっすらわかる」状態を保っているセンス。そして何よりも「5兆個」にリスペクトです。
「多い数」と言えば5兆個。これからはうんこ例文で多い数を表す時、「5兆個」以外使わないようにしようと思いました。

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